錫 三菱錫 鉛 ハンダ
お初です。
営業の澤野と申します。
今年の1月からこちらで働いています。
弊社は錫・鉛・はんだ・ホワイトメタル・錫合金・鉛合金の製造販売をしています。
その中の錫について、書いていきたいと思います。
弊社が取り扱う錫は5種類くらいあるのですが、大きく分けると3つになります。
3N錫、4N錫、三菱錫。
ん?
何が違うの?
3N錫と4N錫のNって何?って方もおられるかと思いますので、以下書いていきますね。
3N錫、4N錫のNは、Nineの9です。
私らの業界で、3Nというのは99.9%、4Nというのは99.99%になりまして、品位を表しています。
よって、3N錫=Sn99.9%以上、4N錫=Sn99.99%以上、三菱錫=Sn99.99%以上、です。
あれ?
4N錫と三菱錫、品位一緒じゃん。何が違うの?ってなりますよね。
4N錫は輸入品、三菱錫は国内4N錫です。
錫には、鉛(Pb)・アンチモン(Sb)・ヒ素(As)・銅(Cu)・鉄(Fe)などの不純物が入っているのですが、
これらの値に違いが出てきます。
これまでの経験で、6N錫があるというのは聞いたことはありますが、お目にかかったことはまだないので、いつか触ってみたい。
最後に、皆さまが一番気になるお値段ですが、品位が高いほど、お高いです!
ただ、前述の記載の通り、不純物値は少なく色味は人それぞれでしょうけれど、高いものほどキレイな黄色かと思います。
それと、3N錫を棒状に流して曲げると スズ鳴きします。
あれあれ!スズ鳴きとは???
錫棒を曲げると ピシピシ と音がしますよ。
もう一つだけ、純度が高いものほど柔らかいので、加工難度は上がっていきますのでご注意ください。
これから錫を使おうかなと思っている方や、錫使っているんだけど安く買えないかなとお思いの方がおられましたら、ご連絡ください。
私、大きな声では申せませんがちょっと手漉きなものですから、ご連絡いただければ幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。